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2013年 06月 09日
フランスを旅行していて、
へたくそでも曲りなりにフランス語を話し、 まあどうにかメンタリティ的にも、 意思疎通ができそうな日本人観光客がいたりすると、 地元のフランス人は驚いたり おもしろがったりする。 人懐こい、キュートな土産物屋のパリジェンヌは 忙しそうにしていて、その理由をこまかく 説明してくれるし 前の記事にも書いたけれど 暇そうなミュゼの受付のおばさんは 「今日は寒いわよねえ、まったく、さっきの子は 下着みたいな格好になっちゃって 風邪ひくわよねえ、まったく若い子は・・・」みたいに おばちゃん同志の会話になるし。 ひとりで訪ねたある場所では まあいわゆるミリタリーなお兄ちゃんが 興味を示したらしく 「どこの人?」とたずねてくる。 「ジャポネーズ(日本人)よ」と答えると 「日本の女性は、世界で一番だね」だって。 もしかしてナンパされてた? いんや、違うな。 「どーして? どこがいいの?」と 聞きたかったけど、話の展開が希望しない方に 進むと困るので(←自意識過剰) 「あらそう? まあ私は、ポリネシアに住んでいるから ポリネシアと日本のハーフみたいなものかな」と 言ったら、きょとんとしていました。 きわめつけは、パリで泊まったホテルの パリっとした(っておやじギャグかい)ユニフォームを来た おネエ言葉のスタッフの男性。 声だけを聞いていると、女性だと思う。 朝食の給仕をしてくれたり ベルボーイもこなしたり、ソフトタッチで 感じがいい。 それが、出発の日 もうすぐタクシーが来るので、大量の荷物を 運んでもらうべく、バガジストをお願いしたら その彼がやってきた。 そしてなぜか、堰を切ったように喋り始めた。 「フランス語お上手なのはどうして?」みたいな 始まりだったような気がするけど、なにせ 空港に向かうところだから、私はあたふたしている。 「んと、ポリネシアに住んでいるから」 「あー、それでなんだ! フランス語の先生かな なんて思っていたんです・・」 え、そんなに流暢なフランス語を話してはいないと 思うよ、私。 冷や汗が出る。 タヒチへ行く航空会社は何かとか ユナイテッドに友人がいるから、席をアップグレード してくれたりするんだとか しゃべるしゃべる。 なんかふわふわしてるわ〜この人。 「日本人のお客さんは、静かで品がいいから好きだけど ○○人はいやだなあ・・・」とか おいおい、そういうこと言っちゃっていいの? 日本の、一流ホテルのホテルマンは 口が裂けてもそういうことをゲストに言ったりしないですよね(汗) やっとフロントに降りて、荷物が降りてくるのを 待っていたら、その彼が来て フロントデスクで忙しそうにしている ネクタイをしめたスタッフにも、私のことを話してる。 「このマダムがフランス語が上手だから フランス語教師かと思っていたら、ポリネシアに 住んでいるんだって」 ネクタイ氏は、「へえ」という顔をする。 おネエの彼、そろそろやめておけばいいのに 「この彼は、ポリネシアに行ったことあるんだよ」 私もここで、「お!」と思い 「どちらへ? ボラボラとか?」とお愛想を。 ボラボラとモーレアを旅行したことがあるのだそう。 きちっとした人だけど、あまり笑わないから このネクタイ氏のことは、そんなに好きでもなかったけど しゃべり続けるおネエスタッフのことが うざそうな様子・・・ でもおネエな彼には、クールなネクタイ氏の空気感が 伝わらない様子。 それとも、いつでもこういうスタンスなのかな。 おととしに父の喜寿祝いにスイス旅行に行ったときに わずか2,3日だけパリに滞在したのだけれど そのときに乗ったタクシーの運ちゃんも、夫が 政治に関する話をしたら(当時の大統領に関する 揶揄みたいなことです)、うれしそうに色々話してくれました。 タクシーといえば、四半世紀前に比べて 運転手さんに生粋のパリジャンというより 明らかに異国からの移民さんと思われる人が 増えたように思えます。 気のせい? じゃないように思う。
by naonaorangiroa
| 2013-06-09 21:25
| フランス春2013
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Comments(2)
Commented
by
留守番おやじ
at 2013-06-09 23:03
x
そうなんだよね~~。って言はタヒチ語を話さない我々って・・・・・ヤバイ。
だって、日本語を話す外国人って何だかとても嬉しいと思うしね。 英語が母国語の国の人は、その面で実はちょっと損してるかもね。
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Commented
by
naonaorangiroa at 2013-06-09 23:26
★あれ?起きてるの?大丈夫??
カタコトのタヒチ語でも、話すとすごくウケるもんね、もっと 勉強しないと・・いまさらながら(汗) 確かに、英語を母国語とする人は、だいたいどこへ行っても なんとかなってしまうから、知らず知らず、壁を作ってしまっている かもしれないね。
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